近年、新築住宅を建てる際に、断熱材が用いられることが増えてきました。
断熱材が住宅にとって大切な理由は、以下の通りです。
・住環境の快適性が大きく変わる
・光熱費の削減につながる
しかし、実はこれらの他にも、断熱材には「住宅を長持ちさせる」という大きな役割があります。
今回は、新築に使用される断熱材の役割について詳しくお伝えした上で、断熱材の種類についても併せてご紹介します。
□新築に使用される断熱材の役割とは?
断熱材とは、熱の伝導を遮断する建材のことです。
そのため、新築の住宅に断熱材を用いることで、外の空気が室内に入ってくるのを最大限に抑制できるので、室内の温度を一定に保ちやすくなります。
一般的に、住宅の寿命は、「住宅の耐久性」と「住環境の快適性」が維持できるかどうかによって決まると言われています。
つまり、住宅の強度がいくら高くても、快適な住環境が維持できなければ、そのまま住み続けることはできません。
そのため、住環境の快適性を維持する上でも、断熱材は重要な役割を担っていると言えるのです。
□新築によく使用される断熱材の種類についてご紹介!
断熱材は、大きく4つの種類に分けられます。
1.無機繊維系の断熱材
これは、ガラスを繊維状にしたもので、細かい繊維の中に空気を閉じ込めた断熱材です。
取扱いや施工が比較的容易なことから、現在最も普及しています。
具体的には、無機繊維系の断熱材には、グラスウールやロックウールがあります。
2.天然素材系の断熱材
これは、無添加で自然素材を利用している断熱材です。
調湿性能が高いため、健康を第一に重視した住宅で利用されることが多いです。
具体的には、天然素材系の断熱材には、羊毛や炭火コルクがあります。
3.木質繊維系の断熱材
これは、木片を中心とした天然素材を圧縮して作っている断熱材です。
そのため、素材にこだわって家づくりをしたいという方には特におすすめです。
具体的には、木質繊維系の断熱材には、セルロースファイバーやインシュレーションボードがあります。
4.発泡プラスチック系の断熱材
これは、プラスチック素材の中に細かい泡が閉じ込められている断熱材です。
この泡の中に、空気やガスを閉じ込めることで、熱を伝わりにくくしています。
具体的には、発泡プラスチック系の断熱材には、ポリエチレンフォームや硬質ウレタンフォームなどがあります。
□まとめ
今回は、新築に使用される断熱材の役割と種類についてご紹介しました。
断熱材と一口に言っても、複数の種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
そのため、希望される住宅に合った断熱材を選び、適切に施工をすることが大切です。
当社では、ご家族の皆さまの生活環境や暮らし方をお伺いした上で、さまざまなご提案をさせていただきます。
注文住宅の建築をご検討中の方は、ぜひ当社までお問合せください。