日本は地震の発生頻度が高い国なので、できれば地震に強い家に住んでおきたいと考える人も多いかと思います。
今回は、地震に強い家の構造や、耐震性に不安を抱いたときにできることを紹介します。
□地震に強い家はどんな構造をしている?
どんな住宅であれ、建築する際に遵守されているルールが建築基準法です。
その中で、ある一定の耐震性を保証するために定められた「耐震基準」というものがあります。
耐震基準は1980年に「震度6強から7程度の地震では倒壊しない」というものに改正され、さらに地盤調査や特定箇所に対する補強金物の使用が義務付けられました。
耐震性能の高さは「耐震等級」というもので階級分けされています。
例えば、耐震等級1なら上記の耐震基準を満たしていることを示しています。
また、耐震等級が2や3の場合はそれぞれ耐震等級1の住宅の1.25倍、1.5倍の耐震強度を持つことを示しており、これは地震に強い家かどうかを判断する際の1つの指標になります。
地震に強い住宅の構造についても、いくつか種類があります。
*耐震住宅
この住宅は、住宅の壁を厚くしたり柱を補強したりすることで、強い揺れに耐えられる構造になっています。
*免震住宅
この住宅は、住宅と地面の間にある免震装置によって揺れを吸収する構造になっています。
*制震住宅
この住宅は、住宅の内部に制震材を組み込んで地震の揺れを制御する構造になっています。
それぞれの構造によって、どんな地震に強いかどうかは異なります。
□耐震性に不安がある時にできることとは?
住宅の耐震性に不安があるときは、まず耐震等級を調べてみると良いでしょう。
耐震等級は、住宅の耐震性を知る上で大切な指標です。
耐震等級を知るためには、耐震診断を受けると良いでしょう。
自治体によっては、耐震診断が無料で行えたり補助金が出ていたりします。
インターネット上でできる簡易耐震診断から始めてもいいかもしれません。
耐震診断の結果を受けて、改めて耐震性に不安を感じた場合は耐震補強工事を行うという選択もできます。
また、耐震等級が2や3であったとしても、いつ起こるか分からない大地震に備えて補強をしておくのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、地震に強い住宅の構造や耐震性に不安のある方に向けたアドバイスを紹介してきました。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
当社では、耐震性に優れた面構造の住宅の施工をしております。
新築住宅をお考えの方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。