「注文住宅を購入したいけど、頭金がなくて買えない」
まとまった額のお金を貯めることは非常に大変なため、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、注文住宅を購入する際に必ずしも頭金が必要になるわけではありません。
そこで今回は、頭金無しで家が買える理由についてご紹介します。
□注文住宅における頭金・手付金とは?
注文住宅を購入する際の頭金は、住宅購入に充てる資金の一部のことです。
注文住宅は非常に高価なため、一括で支払う方はほとんどいません。
そのため、多くの方はローンを組んで支払う方法を選んでいます。
頭金は住宅購入に充てる資金のことなので、頭金を支払うことで、購入費用からその金額を引いた額でローンを組むことになります。
手付金とは、不動産購入の際に最初に支払うお金のことです。
手付金を支払うことは、不動産購入の意思があることを表します。
一般的に手付金の額は不動産額の5〜10%であり、支払った後に不動産購入をやめた場合にはそのお金は相手に渡ったままになります。
一方で、売主の都合によって不動産売却されなくなったときには、買主が手付金の2倍の金額を受け取れます。
□頭金なしでも家は買えるの?
ここからは頭金なしでも家が買える理由についてご紹介します。
*頭金なしでも融資を行う金融機関の増加
近年は、頭金なしでも住宅ローンを借りられる金融機関が増加しています。
この要因としては、金融機関同士の競争やフラット35を提供している住宅金融支援機構が挙げられます。
かつては住宅金融支援機構では、住宅ローンの借入限度額は購入価格の8割という制限がありました。
現在でも条件はありますが、頭金なしでフラット35を利用できるようになっています。
それに伴って、このような金融機関が増加しました。
*住宅ローン借り入れの年齢制限の緩和
晩婚化や定年退職年齢の延長の影響によって、多くの金融機関で住宅ローンの完済時年齢の上限引き上げが行われています。
長い期間借り入れ可能であることは、毎月の返済負担が減少することを表します。
つまり、家を買いやすくなっているといえるでしょう。
このような要因によって、頭金なしで家を購入することは、世間一般的にも珍しいことではなくなってきていることがわかります。
□まとめ
今回は、頭金無しで家が買える理由について紹介しました。
頭金なしで家を購入する場合には、まとまったお金を用意する必要や良い家を逃すこと、また長い間住むことができるメリットがあります。
この記事が注文住宅を購入する際のお役に立てれば幸いです。