良い間取りとは、ご自身の家族や年齢、重視したいものによって変わります。
新築では自由に理想の間取りを実現できますが、自由であるがゆえに、間取りを決めることを難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人気の間取りと後悔しない間取りのポイントについてご紹介します。
これを参考にして、ご自身にあった間取りを考えてみてください。
□人気の間取りとは
*家事がしやすい間取り
家事のしやすさは、家事動線によって決まります。
洗濯から干すまでの流れをスムーズにし、冷蔵庫やコンロの配置を考慮したキッチンの配置にすれば、移動距離が短くなるので、家事にかかる時間を短縮できます。
家事は毎日行うからこそ、効率的で負担が少ない間取りが人気です。
*家族との距離感を大切にする間取り
家族間のコミュニケーションは、仲良く生活を送るためにも非常に大切です。
それらは間取りを工夫することで、実現しやすくなります。
例としては、対面キッチンや吹き抜けを取り入れることが挙げられます。
階段や吹き抜けの位置を適切に配置することで、自然と家族間での会話が弾むでしょう。
しかしながら、共有スペースだけの間取りでは、プライベートの時間が失われてしまいます。
そのため、共有スペースとプライベートスペースのバランスを考えて、間取りを作りましょう。
□後悔しない間取りのポイント
新築を建てた後に、その家で暮らしてみて「ああすればよかった」なんて思いたくありませんよね。
家事動線や家族との距離感を大切にする間取りは実現できても、収納が足りなかったと後悔する方は少なくありません。
一見無関係に思えるかもしれませんが、収納は新築を建てる際の「予算」と密接な関係があります。
新築を検討する際には、自由に理想の家を作れるため、予算オーバーしてしまうことがあります。
多くの方はその際に、部屋数を減らしたりその広さを狭くしたりするのではなく、収納を減らしてコストカットを考えます。
結果としては、部屋は理想通りのままで費用も予算内に収まりますが、住んでからの収納不足が起こります。
費用に換算した場合、1坪=2畳の収納で50万円のコストカットも十分あり得ます。
他の住宅設備で同じ金額を減らそうとしても、それは容易ではありません。
予算も非常に大切な項目ですが、収納を減らす前にそのほかにコストカットできる部分がないかをしっかり話し合いましょう。
後悔しないためには、予算と収納のバランスを意識することが大切です。
□まとめ
今回は、人気の間取りと後悔しない間取りのポイントについて紹介しました。
家事のしやすい間取りや、家族間でのコミュニケーションがとりやすい間取りが人気です。
良い間取りは人によって変わりますが、その作り方の共通点は、設計時にその家でのご自身の生活をシミュレーションしていることにあるでしょう。