新築住宅で良く取り入れられるアイデアの1つに吹き抜けがあります。
吹き抜けは、おしゃれで広々とした空間を作り出すのに効果的なアイデアですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、注意すべきデメリットには何があるのでしょうか。
今回は、新築住宅に取り入れるべき吹き抜けのメリットについて紹介します。
□新築で吹き抜けを導入するメリットとは
1つ目は、開放感のある空間を実現できることです。
1階と2階のスペースを吹き抜けで繋ぐことで天井を高くでき、それに伴い視覚的に広く感じる空間を作れます。
都市部で家を建てる場合、敷地が狭い家であれば吹き抜けを取り入れることで実際よりも広く感じられる家を実現できるでしょう。
2つ目は、家族とのコミュニケーションが取りやすいことです。
吹き抜けにすると空間全体に繋がりが生まれ、家族の存在を感じやすくなります。
構造的に家族との距離感が近くなることで、コミュニケーションが生まれる機会も多くなるでしょう。
3つ目は、部屋が明るくなることです。
吹き抜けは、自然光を取り込みやすい構造なので、部屋をより明るくできます。
自然の光を1階部分まで届けられ、さらに冬でも明るい部屋にできるのは魅力的なメリットと言えます。
部屋から星を眺めるという楽しみ方もあります。
□吹き抜けのある家のデメリットとは
1つ目は、2階のスペースが限られることです。
吹き抜けの導入により、2階部分はスペースが狭くなります。
部屋の広さを確保するためにも、収納を省くといった工夫が必要になるでしょう。
2つ目は、音やにおいが伝わりやすくなることです。
吹き抜けがあることで、リビングでの話し声や生活音などの音が響きやすくなるため、プライベートが維持しにくくなります。
家族によってライフスタイルが異なる場合は注意が必要です。
また、においも音と同様に上に上がることがあります。
3つ目は、光熱費が上がることです。
吹き抜けがあると、空間が広くなることから光熱費が上がってしまいます。
冬場は暖房をかけてもなかなか暖まりにくく、夏場は外からの光が多いので快適さは若干損なわれてしまいます。
□まとめ
今回は、新築住宅に取り入れるべき吹き抜けのメリットとデメリットを紹介しました。
吹き抜けのメリットには、開放感のある空間を実現できることや家族とのコミュニケーションの機会が生まれやすいこと、部屋を明るくできることなどのメリットがあります。
ただし、2階部分のスペースが狭くなったり、音やにおいが伝わりやすくなったり、光熱費が上がったりといったデメリットもあるので念頭に置いておきましょう。