注文住宅は理想の家に近づけられますが、それなりに費用はかかってしまいます。
しかし、費用の負担を減らせる制度があることをご存じでしょうか。
そこで今回は、制度の概要と補助金制度の種類についてご紹介します。
□ 注文住宅の家づくりで使える補助金制度について
注文住宅を建てる際に利用できるお金にまつわる制度は以下の4つがあります。
・国による補助金、助成金、給付金制度
・自治体による補助金、助成金制度
・減税制度
・優遇制度
補助金・助成金・給付金は、一定の条件を満たした場合のみ、国や自治体から受け取れます。
注文住宅を建てる際に利用できる制度で、家を建てたときにお金が入ります。
一方、減税制度は課税額が下がったり、税金が減ったりする制度です。
注文住宅を建てたり、住宅ローンを組んだりした際に利用でき、出ていくお金を少なくできます。
また、優遇制度は住宅ローンの金利を低くしたり、保険費用を安くしたりする制度です。
有利な条件で家を建てられるため、条件にあてはまれば利用することをおすすめします。
□補助金制度の種類について
ここまでは、注文住宅を建てる際に利用できる制度を紹介しました。
その制度では、補助金・助成金・給付金がありますが、ここでは国と自治体が行っている補助金や助成金、給付金をそれぞれ1つずつ紹介します。
*国による補助金・助成金・給付金
国による制度としては、「こどもエコすまい支援事業」があります。
子育て世代や若い夫婦の世帯が「高い省エネ性能を持つ住宅」を建てやすくするための補助金制度です。
補助金額は一律100万円で、対象は2022年(令和4年)11月8日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手したものであるので注意しましょう。
*自治体による補助金・助成金
自治体による制度では、例として「令和4年度苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金」などがあります。
地球温暖化対策の一環として、住宅用太陽光発電システム、エコキュート(CO2冷媒ヒートポンプ 給湯器)、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)、定置用リチウムイオン蓄電池、ビークルツーホーム(V2H)、給電装置を住宅に購入し、設置する個人の方に、費用の一部を補助するものです。
支援事業は予算や期限が決まっていますので、詳しくは自治体のHPをご確認ください。
このほか、北海道内には補助金・助成金制度がたくさんあります。
そのため、木造住宅を検討している方は確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
注文住宅を建てる際に利用できる制度は4つあります。
しかし、それぞれ一定の条件を満たさなければ利用できないので注意が必要です。
また、国と自治体による補助金制度を1つずつご紹介しましたが、他にも多くの補助金制度があります。
そのため、少しでも費用の負担を減らせるように、今回ご紹介したもの以外も確認しておくことをおすすめします。