開放感や見た目のおしゃれさから人気を集めている「吹き抜け」ですが、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、家づくりをする上では床面積に入るのかどうかも気になるところです。
今回は、吹き抜けのメリットや床面積に入るのかどうかについて紹介します。
□そもそも吹き抜けとは?
吹き抜けは、2階の一部に床を設けず、天井を高くしたスペースのことです。
リビングに採用するのが人気で、中古住宅のリノベーションでも吹き抜け工事はよく選ばれています。
ここからは、吹き抜けのメリットについて紹介します。
1つ目は、実際の面積よりも広く感じることです。
吹き抜けは、通常の住宅と比べて天井が高い構造なので、本来の広さよりも感覚的に広く感じられます。
面積が小さい部屋やリビングであっても、天井を高くするだけで広く感じられるのは大きな魅力です。
2つ目は、家族との交流が増えることです。
吹き抜けを中心に部屋を配置することで、家族がどこにいてもお互いにコミュニケーションをとりやすくなります。
自然と会話が生まれる構造なので、家族とのコミュニケーションを大切にしたい方に特におすすめです。
3つ目は、明るくなることです。
吹き抜けは、2階部分の天井と組み合わせることで採光しやすくなります。
また、照明計画をしっかりと立てて、適切にライトを設置できれば夜でも明るく、さらにおしゃれな空間にできるでしょう。
□吹き抜けは床面積に入るのか
吹き抜けは、基本的には床面積には入りません。
ただし、以下のケースでは床面積に含まれる可能性があります。
1つ目は、渡り廊下が付いているケースです。
吹き抜けに上階の一部と一部を結ぶような渡り廊下がある場合は、渡り廊下が床面積となります。
2つ目は、キャットウォークがあるケースです。
キャットウォークは、高所の猫用通路です。
猫のために通路を用意する人は多いですが、このケースでは猫用のたとえわずかな面積であっても床面積としてカウントされます。
3つ目は、収納棚があるケースです。
収納棚が1階部分に収まっていれば大丈夫ですが、2階の吹き抜け部分にまで及んでいると床面積と判断されます。
□まとめ
今回は、吹き抜けのメリットや床面積に入るのかどうかについて紹介しました。
吹き抜けのメリットは、実際の面積よりも広く感じられること、家族との交流がしやすいこと、明るくなることが挙げられます。
吹き抜けは基本的に床面積に入りませんが、渡り廊下が付いている場合、キャットウォークがある場合、1階部分から吹き抜け部分にまで及ぶ高さの収納棚がある場合は床面積に入るので覚えておきましょう。