吹き抜けは見た目がおしゃれなだけではなく、開放感を得られたり採光を確保できたりするため、注文住宅では人気を集めています。
ただ、吹き抜けを導入して後悔したという人がいるのも事実です。
今回は、注文住宅を検討中の方へ、吹き抜けに関する後悔事例を紹介します。
□吹き抜けの後悔事例について
1つ目は、2階のスペースが狭くなり不便だったという後悔です。
吹き抜けは、1階と2階を繋げる構造なので、必然的に2階のスペースは狭くなります。
そのため、間取りや収納についてはそのことを考慮して計画する必要があるでしょう。
2つ目は、掃除が大変になったという後悔です。
吹き抜けの窓はほこりや蜘蛛の巣によって汚れやすく、定期的に掃除しなければ汚れが目立ちます。
ただ、吹き抜けの窓は高所にあるので掃除が非常に大変で、後悔する人が多いです。
3つ目は、湿気に弱くメンテナンスの手間がかかったという後悔です。
吹き抜けの位置を北側にすると湿気に弱く、カビが生えやすくなります。
北側の吹き抜け窓の場合、結露しやすくなることに注意が必要です。
4つ目は、メンテナンスコストが高かったという後悔です。
吹き抜けのメンテナンスには、照明交換、シーリングファン清掃、窓清掃などがありますが、いずれも高所での作業なので足場代がかかり、高額になる傾向があります。
□注文住宅で吹き抜けを作る際のポイントとは
吹き抜けを作る際には、作る位置が非常に大切です。
周りが壁に囲まれていると光が遮られてしまうので、できるだけ広いスペースに作るようにしましょう。
また、窓と壁の距離をある程度確保することも、部屋を明るくするのに不可欠です。
他にも、窓の高さを揃えることも忘れてはいけません。
窓の高さがばらばらだと見た目に違和感が生まれたり、風通しが悪くなったりします。
窓の高さを統一することで、見た目がすっきりするだけではなく、機能性も向上できるので覚えておきましょう。
さらに、そもそも吹き抜けを作るかどうかを慎重に検討することも大切です。
吹き抜けは、見た目だけではなく機能的にもメリットがありますが、住む人によっては必要がないケースがあります。
1人で静かに暮らす場合やプライベート空間を大切にしたい方は、吹き抜けを無理に作る必要はないと言えます。
□まとめ
今回は、吹き抜けに関する後悔事例について紹介しました。
主な後悔事例には、2階が狭くなったことや、掃除が大変になったこと、メンテナンスの手間がかかったことなどがありました。
吹き抜けを作る場合は、特に作る位置や窓の高さについて慎重に決めると良いでしょう。