注文住宅の家づくりで失敗しやすいポイントの1つとして、コンセントの配置が挙げられます。
コンセントの置く場所や数を間違えると、その後の生活に悪影響が出てしまうので注意が必要です。
では、具体的にどのように配置すると良いのでしょうか。
今回の記事では、注文住宅のコンセントの配置のポイントを紹介します。
□注文住宅でのコンセントの失敗例とは
1つ目は、数に関する失敗です。
コンセントを多く配置しすぎたり、逆に少なすぎたりといった失敗はよくあります。
必要数よりも多く配置したことで全く使わなかったという人や、必要数を必要箇所に配置できなかったことで延長コードが溢れかえり部屋の印象が悪くなったという人は少なくありません。
2つ目は、空間のノイズになったという失敗です。
コンセントを目に入りやすい高さに配置してしまうと、空間のノイズとなりデザインの妨げになるケースがあります。
特に、濃い色のクロスの上に配置すると非常に目立ちます。
3つ目は、高さが合わないという失敗です。
基本的には25センチメートルがコンセントの適切な高さですが、特殊なデザインの家電を置いたことで高さが合わず、非常に不便になったという失敗もあります。
□注文住宅におけるコンセントの配置のポイントについて
まずは、部屋に置く家電の種類と使うタイミングについて整理しましょう。
いつ・どこで・何を使うのかを明確にすることで、適切な配置が可能になります。
サーキュレーターやホットカーペットのような、季節によって使ったり使わなかったりするものについてもリストアップしましょう。
詳細に書き出すことで、どのくらいの数が必要なのかイメージしやすくなります。
また、コンセントの位置の希望は着工前に必ず伝えましょう。
工事がある程度進行してしまうと、位置を変更するのが難しくなる場合があります。
そのため、できる限り早い段階で配置の希望を伝えるようにしましょう。
さらに、設備や素材を工夫することも大切です。
前述の通り、濃い目のクロスの上にコンセントを置くと非常に目立ってしまいます。
できる範囲でコンセントが目立たない色の壁紙を採用したり、デザイン性のあるコンセントカバーを使ったりすると良いでしょう。
また、壁にニッチを設けてコンセントを収納するという方法もあるので覚えておきましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅のコンセントの配置のポイントを紹介しました。
コンセントの配置に関しては、数を間違えたり、コンセント自体が空間のノイズになったり、高さが合わなかったりといった失敗があります。
コンセントの配置を考える際には、家電を細かくリストアップして必要な数と場所を明確にしましょう。
また、配置の希望については早めに伝えること、設備や素材を工夫することを心掛けましょう。