高気密高断熱の家は、隙間がなく断熱性能が高いため、室内の温度を一定に保ちやすく快適に過ごせることが特徴です。
そのため、このような特徴を活かして部屋干しをするのが実はとても効果的なのです。
そこで今回は、高気密高断熱の家で部屋干しをするメリットと部屋干しで洗濯物を早く乾きやすくするためのポイントについてご紹介します。
□高気密高断熱の家で部屋干しをするメリットとは?
冒頭でも述べたように、高気密高断熱の家は、冬でも室温を高く保てることから、洗濯物を部屋干ししても乾きやすいというメリットがあります。
*気温が高いと、なぜ洗濯物が乾きやすいのか
冬に比べて夏の方が、湿度が高いにもかかわらず、洗濯物が早く乾くという印象を抱いている方は少なくないでしょう。
これは実は、洗濯物の乾きやすさは湿度ではなく温度に大きく左右されるためです。
そもそも洗濯物が乾く原理は、洗濯物に含まれる水分が空気中を移動していることです。
決して水分自体が消滅しているわけではないため、水分が空気中を移動しやすい環境であれば、洗濯物は早く乾きやすくなります。
そのため、空気中に含むことができる水分量が多いほど、つまり温度が高ければ高いほど洗濯物は乾きやすくなるのです。
*高気密高断熱の家のデメリットを活かす
高気密高断熱の家は、過乾燥になりやすいと言われています。
一般的な家に比べて室温を高く保てる分、相対湿度も低くなりやすいためです。
このデメリットを活かすことができるのが、部屋干しです。
部屋干しをすることで、水分が空気中を移動してくれるため、加湿器の代わりとなるでしょう。
□部屋干しで洗濯物を早く乾きやすくするためのポイントをご紹介!
1.日当たりを良くする
たとえ部屋干しであっても、窓から入ってくる太陽光には大きな影響力があります。
東側にある窓からは、深く日光が差してくるため、朝洗濯物を干す場合は、年間を通して部屋干しの強い味方となるでしょう。
また、南側にある窓からは、お昼の時間帯前後に日光が入ってきやすいため、洗濯物の乾きへの効果を強く期待できます。
2.空気の循環を良くする
洗濯物は、高い温度に加えて、強い風があるほど乾きやすいです。
そのため、風のない室内においては、空気の循環をなるべく良くすることが求められます。
換気システムが備え付けられているのであれば、24時間の換気を心掛けるのが効果的です。
換気システムが備わっていないのであれば、サーキュレーターや扇風機を使用して強制的に空気を循環させるのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、高気密高断熱の家で部屋干しをするメリットと部屋干しで洗濯物を早く乾きやすくするためのポイントについてご紹介しました。
高気密高断熱の家で部屋干しをするメリットは、「洗濯物が乾きやすいこと」と「室内が過乾燥になるのを防ぐこと」が挙げられます。
また、洗濯物を早く乾きやすくするためには、日当たりを良くしたり空気の循環を良くしたりすることがポイントです。
注文住宅の建築をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。